practitionerとして

今日は学校に勤務をする日でした。事前に校長先生と打ち合わせをして、いつ出校するかを決めていました。これまでの研究の取り組みを報告する、事務的な調整をするのが目的です。今月は研究計画書を学校に提出する日が先週あったので、自分的にはそんなに久しぶりという感じはなかったのですが、生徒からは「お久しぶりです」って声をかけてくれて、とても嬉しく思いました。給食も生徒と一緒に食べたのですが、自分の仕事内容を興味本位で聞いてきて、何をしているのかの解明を一生懸命にしようとしていました(笑)。中には学校にも来ないし、授業もしてないのに給料はでているのか、なんて不思議に思っている生徒もいて、何とも生徒に心配されています(笑)!!


空いた時間は英語の授業参観をさせてもらいました。研究をしていて、生徒の実態把握がまだまだ不十分だなぁと感じる部分があったので、生徒の困りを観察することを中心に参観することにしました。今日そのような視点でまず感じたことは、知識・技能の不活性化ということです。参観した一年生は、英語でやりとりすることを苦にすることなく、Do you ~ ?やCan you ~ ?などの文を使って意思疎通ができています。彼らを見ていると、英語教師がコミュニケーション能力を適切に伸ばそうと取り組んでいけば、中学校3年間で英語の技能が適切に伸び、英語を使ってかなりいろいろなことが出来る能力を潜在的にはものすごく持っているなぁと感じました。きっと授業の中に不活性化を促す要因があると思うので、それを排除していかなければならないと思います。活性化させる工夫に着目し、その手だてを構築する必要性を感じました。


生徒の困りはいくつか観察できました。授業の形態を通しての、三年生の授業でのReading活動。先生が前で教科書の内容を読む、読み方の練習をする、質問に答えるという流れの活動。目的の見えにくい活動が行われると、どうしても受け身的になってしまい、何をしていいかわからない、つまらないという方向へ陥りがちになるということです。生徒の目線で見ると、教師が前で発言しているのが「早く終わらないかな」「ここさえ耐えれば」なんていう思いも感じられました。「英語の時間=修行」になっているのを、生徒の能動的な時間を多く作ることで、その現状を打破できると感じました。その改善に向けての方策を授業後その先生と話しました。臨時の先生で大変意欲も高く、一生懸命な姿勢がとても素晴らしいと思います。建設的な意見をお互いに出しながら方策を協議できて有意義な時間を持つことができました。


言語習得的な観点での困りを細かく分析し、自分の研究に生かしていく必要があると思います。これまでの自分の授業や生徒の様子を振り返ったり、参観をさせてもらったりしながらさらに考えを深めていきたいです。センターの近所の学校にも授業の参観をお願いしているので、多くの回数をこなしていければと思っています。改善策や生徒の困りを考えながら参観ができて大変勉強になりました。今年は色んなつながりが持てるように足繁く努力をしていきたいです。