explicit instruction
今日は日曜日でしたが,部活の大会がありました。県大会につながる予選会でしたが,
一人が優勝,一人が三位ということでした。一人ひとりの生徒が本当に一生懸命に試合に臨んでいる姿があり
とても気持ちの良い一日になりました。
夏休みは自分の研究デザインに費やす時間がかなり多くなっています。
ここのところはexplicit instructionをどのように行うべきか,に精力を傾けております。
Lee and VanPatten(2007)"Making Communicative Language Teaching Happen"には
「これから学ぶ文法を説明する明示的指導」の必要性について言及しています。
... is taking a test on a certain grammar items some manifestation of language acquisition ? If not, is the explicit information we are given about what we are learning still necessary ?
Lee and VanPatten(2007)はteaching grammarに否定的な感が満載でしたが,
これはteaching grammarは必要ないことを表しているものではないと思っております。
explicit explanationができることとacquisitionを結びつけるresearchがない,と述べています。
Dekeyser(2003)"Implicit and Explicit Learning"には明示的文法指導の有効性が示されています。
結局のところ,「いつ,どのように,どのような指導の中で明示的に行うか」ということが重要になると考えます。
Focus on Formも学習するにつれて,その奥深さが少しずつわかってきます。
いつも同じようなFonF指導では成果は上がらないと感じるからです。
今は秋に発表するための授業実践の下準備をしているのですが,
コミュニカティブな指導の中でexplicit knowledgeを習得させられるような展開を考えております。
いつ,どのように,というところに独自な感を出して取り組もうと思っているので,それはそれで創る楽しみがあります。
準備はだいぶ進んできましたが,準備は「楽しい!」の一言に尽きます。
それは,生徒の姿をイメージしながら取り組ませる内容を根拠に基づいて考えることで
生徒の力を伸ばしてあげられるであろうというワクワク感や
自信を持って取り組める実践につながっていくからです。
統計処理など計画しているため事前,事後のtestingも詳細に練らなければなりませんし
実践後から発表まではあまり時間もないので頑張らなければなりません。
ま,頑張ります(笑)