retrospect of this fiscal year on the very last day

ついに明日から学校に戻ることになり,今日までの,この一年間との日々とおさらばすることになります。ここでいう「一年間の日々」とは,大学の教育実践総合センターで「研究のみに集中できていた日々」のことを指すわけであって,これからは実践もしながら(+他の諸業務もくっついてくるわけで・・・(TT))研究にも勤しむというスタイルをとることになります。一年間の研究活動からはこれから取り組むべき課題ももちろん見えてきたわけであり,引き続きその内容を深めていく義務があると感じています。また,これからの実践や研究において色んな可能性を感じることができている訳であり,学んだこと,これからの取り組みを現場から発信していくことが必要だとも思っています。


この一年間は本当に楽しかったと言えます。それは自分がこれから実践をしていく中で本当に学ぶべきことが詰まっていたからであり,多くの知的財産を得ることができたからです。大学の先生方は全く妥協することなく,最後の最後まで私の能力を引き出し,実践者として,また研究者としての力を高めるべく付き合って頂きました。厳しさの中にも温かみのあるご指導に,心折れそうになることもありながら(笑)も自分の内なる劣等感に負けずに取り組もうと決心したことを拠り所に論文を仕上げることができました。感謝以外の何物でもありません。そう感じていることこそ,私がこれからの研究を続けていく原動力になるものと感じています。これからもご迷惑をおかけすることとなろうかと思いますが,研究を継続することで私なりの感謝をお伝えしていけることになるのではないだろうかと思っています。


また今年は英語教育の旅に各地にでかけることができました。関東,中国地方の学校やフォーラム,また最後には海外の学会にまで参加することができ,多くの方とお知り合いになり,学びを深めることができました。退所式のセンター長の言葉の中に「理論と実践の融合は長い間の課題です」と述べられました。FLLTの学会のなかでも同様のことをおっしゃった先生がいました。両先生に共通することは,実践する者も研究的な視点を持って実践に取り組むことが重要であるということです。今年見た授業や研究には間違いなく「今までの知見を生かして新しいところに問いを立て,実践した成果を分析,まとめている」要素が含まれていたものと思っています。"Never be afraid to try something new."ですね。


現場で研究活動をすることには管理職,同僚の理解が必要だと感じます。私は研究に取り組み,発信していくことは「外の仕事」であるとは思いません。しかし与えられた分掌をきちんとこなせないのではそう思われても仕方ありません。できることを一つひとつこなしていきながら取り組むことができるよう,環境を整えていきたいと思っています。


新たな年度が明日から始まります。今年は異動になり,新たな学校に勤務することになりました。これからも拙い文章で発信していきたいと思っております。皆様方,引き続きよろしくお願いいたします。(^^)