小学校外国語活動
私の勤務する中学校とその小学校の間には小中連携協議会なるものが存在している。
今日はその部会の中の活動として、小学校外国語活動授業参観があるので
1時間目を若干早く切り上げて小学校へ行くことに。とはいっても、中学校の
英語教員は私一人であるため、実質見るのは私と校長のみ。
今回が初めてではなかったけど、どのようなことをするのか少し楽しみにしていざ小学校へ・・・。
行ってみると小学校校長から今日はALTとの協働授業である、との連絡が・・・。
嫌な予感!大概ALTが入るとどうなるか予想はつくよね・・・。
教室の前面にいるのはALT、そして教室の脇にJTE。ALTが授業の大半の時間を活動なり、モデルリーディング
なりを主導して行っている姿。JTEはせいぜい日本語で活動の説明をしたり、ちょっとした対話をしたり、っていう
そんな感じの授業展開。
まさか今日はそんなんじゃないかな〜と思ったら、まさしくそんな感じ。
今日の活動は下のような感じ。
①ALTの自己紹介(本年度初めてらしいので・・・)
②英語ノートcanを使ったパターンプラクティス
③英語ノートcanを使ったインタビューゲーム、ボンゴゲーム
全てALTが説明、活動を先導し、最後まで。
小学校に外国語活動が本格実施になった初年度とはいえ、これまでに移行期間もあったわけで、どのように授業を
進めていくかなんかについての研修とか学習会とか何もなかったとは到底思えないし・・・。
制度が急に導入されたからあんまりできません、なんて言えないしね。
でも小学生が習おうとしている英語すらまともに受け答えできないJTEはちょっとね・・・って感じ。
授業が終わってからALTと話す時間があったので、ALTの思いを聞いてみた。
聞いてみたことは、
①小学生の間違った英文をrecastしながら訂正していたのはとてもいいね。やっぱり小学校外国語活動でも
文法の正確性って大切だよね?
②小学校外国語活動のカリキュラムはどう?Target Formがあるとどうしてもそれにとらわれがちになるよね?
それって文法シラバス中心に展開している中学校の前倒しと思わない?
③間違った文法って一端覚えちゃうと、中学校に入ってReframingするのって大変だよね?
とかいう点に関して。その回答としては大まかに言うと、
Don't worry! Kids don't remember what they've learned!!
じゃ、何のために勉強しているの!?
楽しい雰囲気だけ与えればいいのか?
でも自分も、じゃあ何が小学校外国語活動の課題?って言われても
ポイントをとらえてわかりやすく説明できないよな・・・。まだまだ勉強が足りないってことだよね。
もう一度大津由紀雄先生の「日本の英語教育に必要なこと」でも見て寝るか!