step to output with creativity, the difference of two practices

ここのところの授業実践の振り返り。


ディクトクロス,ストーリーリテリングに取り組ませたところ,ディクトグロス組もストーリーリテリング組も教科書の内容を理解し,いざアウトプットするところまでの過程には取り組めることが見て取れます。


ディクトグロス組には,ハンドアウトに(学んだ内容ではありますが)うまく聞き取れるようにマッピングさせるような工夫を加えたため,多くの情報をメモメモしています。思い描く通りに取り組んでくれてありがたい限りです。こちらはライティング重視のため,リプロダクションでも比較的時間を費やすことができますし,そのために取り組みが進みやすいのかもしれないなぁと思っています。ただのリプロダクションにさせないための工夫を「場の設定」として講じているところが生徒にとってわかりやすいかどうかがキーとなりそうです。


ストーリーリテリング組にはピクチャーカードにキーワードを記したハンドアウトを配布し,口頭練習に取り組ませたところ,生徒はいくらか嫌悪感を示すものの,慣れ如何によっては取り組めるようになってきています。学んでいる表現を視覚的にenhanceしたり,明示したりしているものの,即時的な思考を要するものにはイマイチ自信がないために,生徒にとっては難しさとして感じるということになるのかもしれません。どちらかというと,ストーリーリテリングの方がダイレクトなリプロダクションになりがちだと感じますし,生徒に柔軟性を持たせながら取り組ませることにさらに手立てを加えないといけないと感じています。


両グループにおける実践の実行可能性を十分検討していきたいものですから,さらに改良を加えていくつもりです。教科書を活用した創造的なリプロダクションができるように仕向けていきたいと思います。まだまだ道のりは遠いのぅ。