近い将来の生徒像

ここの所は,PTAがあったり,研究計画の見直しをしたり,県総体に向けての練習を詰めていったり,英語部会のワークショップを開催したり,評定を出したり,通知表の所見を作成したり・・・と一学期の山場がやってきています。来週は東京に行く予定があるのですが,台風が近づいてきており,フライトの日に直撃しそうな感じがしています。2月に東京に行く日には大雪でしたので,何らかの力が働いているのかもしれません(笑)


日々何かに追われているとALTとの打ち合わせがなおざりになってしまうなぁと感じてきました。我が市では授業展開をファックスでやり取りするという手法をとっているのですが,それだけでは十分ではないと思っています。お互いの授業に対する思いが十分に伝わっていないと(おそらくお互いに)思っていたのではないかと思いましたし,あまり良い授業になったことがありません。そこで私は事前に直接顔を合わせながら打ち合わせをすることをALTに提案し,手間ではあるのですが一度来校してもらうことにしています。進度や私の授業観、そして彼らの思いも十分取り入れながらよりよい展開を一緒に作るようにしました。おかげで間違いなくお互いが同じ思いで授業を展開させることができているなと思いますし,改善点などを協議し上手くいかなかった所を改めながら進めることができています。良い信頼関係を構築しながら進めることが絶対重要だ!と思っています。


先日は事前に打ち合わせした内容について恊働授業を行いました。ALTにT1になってもらう場面もあり,生徒がいかに反応するのかを見ていました。いくらforeigner talkといえども「わからないものはわからない」といった様子ではありましたが,大方の内容は大方の生徒が掴めていた感じもありました。理想とする生徒像は「英語で話をしっかり聞いて,こちらの英問に英語でやりとりをする」といった流れなんだなぁと一人で妙に再認識しました。一人の生徒はALTのIs English important for you ?という質問に,No, it isn't. Because I'm Japanese.と答えていました。英語で流暢に答えることができていたのは良いとしても,もはやこの時代に日本人だから英語は関係ないなどとは言ってられないのになぁとも感じました。本能的なものなのでしょうか??(笑)


近い将来には英語でコミュニケーションが図ることができ,内容ともに充実した生徒の育成をさらにしていかなければならないなぁ,そしてそんな生徒像を実現の姿として現さないとなぁと思っています。公立中学校でも「ここまでできる」を追い求めていきたいと思います。