レジリエンス

先日体育館のフロア入り口のドアが閉まらなくなった。というか閉まらないまましばらくの間ほったらかしにされていました。自分がやっても周りの先生がやってもうんともすんとも・・・。それを教頭先生に報告したところ,そそくさと体育館においで下さり,しばらくジッと眺めておりました。そのドアは上から何かでつり下げているタイプのものでしたが,教頭先生曰く,滑車から外れており,何やらかんやらとのことでした。で,どうすればいいのかを周りに指示してちょいちょいと作業をし,お見事に直してくれました。「仕組みがわかればどうすればいいのかがわかるのだ」とおっしゃいました。この言葉にはさすがだと思いました。見えないものを見て理解し,正しい判断をすることが如何に大切かのかを実感しました。


私も含め,多くの人が苦しさに立ち向かいます。そんな体験をした後に逆境から立ち直っていく力,レジリエンスが必要だと思いますし,その仕組みを正しく理解するなどの,科学の知見を活用することで改善されることも多いと思います。セルフコーチングすることができればいいなあと思います。以下はクローズアップ現代「折れない心の育て方」の回からです。


レジリエンスに必要な要素
感情コントロール(一喜一憂しない)
自尊感情(自分の力を過小評価しない)
自己効力感(前進している)
楽観性(いつかできるだろう)


さらに私たちは一人で生きているわけではないので,周りと適切に相互交流していく「人間関係」の要素も必要であることが挙げられました。自分にアドバイスができるように客観的に捉えることができる,そんなことも必要だと思いました。過去の逆境をどう乗り越えようとしているのか,この大きな課題でも「まぁ,何とかなるんだろうな。」