言葉の綾
今秋にはいくつかの発表が控えているのですが,地域の英語部会でその発表の概要について理論的側面を説明させていただきました。半分日本語,半分英語で行いました。プレゼン後の質問に,外国語と第二言語がしっかりと区別されているか,という内容がありましたが,はっきりとその質問の意図はつかめませんでした。本研究では,日本で行う英語教育を(当然のことながら)指し示しているので,English as a Foreign Languageであると答えました。その後,なぜ質問をしてくれた方がそのように考えたのかについて考えてみました。
自分の概要発表の中では,説明する用語としてL2(Second Language)という用語を用いました。それがlistenerに混乱をきたしたのではないかと考えられました。というのもL2(second language)学習,学習者などという用語を使ったため,listenerはEnglish as a Second Languageだと考えたのだと捉えられます。なのでEnglish as a Foreign Languageと捉えていても,聞くには(English as a) Second Languageなどと発表者が言うものだから,この人はしっかり勉強しているのか?と捉えたのだろうと思います。
また発表概要も海外の文献を使用したため,EFLなのかESLなのか区別がつきにくかったのでないかと考えられます。いずれにしても,発表をする上では,幅広い英語の先生方に理解してもらいたいと思いますし,そうできなかったのも自分の説明が悪かったものに由来します。限られた時間内に説明するのって本当に難しいのですが,今回も大変良い経験をさせてもらいました。部会の先生方や暑い中,耳を傾けて頂いた先生方に感謝いたします!よりよい発表ができるように取り組んで参ります。