わび・さび

ここのところ午後からは家庭訪問の毎日ですが,


学校区を広く廻ってみると,新たな発見が多くあります。


我が校区は街中からは少し離れており,山間に入る前の農村地帯が広がる緑豊かな校区です。


川がせせらぎ,今は田が潤っております。夕方にはヒグラシの声が響き渡り,緑潤う薫りが「日本」を感じさせます。


そういう意味でこの時期は好きな季節の一つです。(昨日も表現した通り,暑さだけは勘弁ですけど)


特に楽しいエンターテインメントな施設があるわけではありませんが,多くの人は地域の環境の中でしっかりと生活しています。


昔ながらの日本家屋に,夜はクーラーも要らない涼しい空気や蚊取り線香などが焚かれている様子がうかがえると


何とも言えない,シンプルな中に生活を見出す日本人としての心を感じます。


外国語を教える者として,より日本の文化に精通することも大切なことなのではないかと感じます。


日本のわび・さびについて,地域から学ぶことはたくさんあることは間違いありません。


我が県では広域人事が拡大しつつあります。


地域に根差した教員でありたいと痛感している今日この頃です。